私は現在ホストファミリーとして、海外の大学生を留学生として自宅に受け入れています。
期間はなんと10ヶ月間!今の学生で受け入れは6人目です。
ホストファミリーは、異文化交流を楽しみながら相手の役にも立てる!しかも日本で!そんな素敵な制度です!!
「興味はあるけど、どうやって始めてよいか分からない。」
「賃貸マンションでもできるの?」
そんな方に向けて、私の経験をしっかりと交えながら、ホストファミリーの始め方と、受入に必要な条件等をまとめます。
最初に必要な3つの確認事項
ホストファミリーを始めてみたいと思ったら、3つのことを確認しましょう。
以下の3つのうち、どれか1つでも欠けるとスタートすることができません。
①申し込みできる学校はあるか
当たり前ですが、そもそも住んでいる町に留学生が来ないことにはホストファミリーの需要がありません。
さっそく住んでいる地域で、ホストファミリーを募集しているか確認してみましょう。
確認の仕方はとっても簡単で、Googleで検索すればOKです。
地域で調べるなら「ホストファミリー 募集 ○○県」で検索。
希望する学校を直接調べるなら「ホストファミリー 募集 ○○大学(もしくは高校)」で検索。
どうでしょう?検索結果は何かヒットしましたか?
学校による直接募集か、NPO等の仲介団体による募集が出てくれば需要があります。
もし見つからなかったら、Homiiというサービスも利用してみてください。
Homiiは、ホストファミリーと外国の方をつないでくれるサービスです。
資料請求や無料説明会もあるようなので、情報収集から初めてみてくださいね。
私はHomiiをまだ使ったことがないのですが、大学の留学生受け入れの空き期間ができたら利用してみようと考えています。
募集を見つけても、焦って申し込まないように気を付けてください。
残り2つ、とっても大切な確認事項が残っています。
ちなみに、私は自分で直接大学とやりとりしたい考えたので、直接募集に申し込みました。
②家族の了承を得ることはできるか
ホストファミリーは、自宅に留学生を受け入れることになります。
そのため、たとえ短期間の受入でも家族全員の了承を得ましょう。
お子さんがいらっしゃるのでしたら、お子さんにもかならず意思を確認しましょうね。
③大家さん等の了承を得ることはできるか
賃貸に住んでいる場合は、大家さんにも必ず確認を取りましょう。
確認しないままホストファミリーを始めてしまうと、何かあったときに大きなトラブルになりかねません。
こちらもとても簡単です。
「留学生を受け入れたいのですが、可能でしょうか」と大家さんに確認してみればOK。
了承してもらえたら、書面に基づいて両者で合意しておくと「言った、言ってない」のトラブルを防ぐことができます。
私は賃貸マンションの契約時に了承を得ておきました。
「留学生を受け入れる可能性があるので、了承頂けるのならその旨を契約書に記載して欲しい」とお願いをしたところ、きっちりと契約書に記載してくれました。
持ち家マンションに住んでいる場合は、管理組合に相談しておいた方が安全です。
持ち家とはいえ、急にマンションを外国人が出入りするようになると周りの方がビックリしますから。
戸建ての持ち家にお住まいでしたら、ここの確認は不要です。
とはいえ、受入後にご近所の方に挨拶ぐらいはしておきましょうね。
ショートステイとロングステイ
ホストファミリーは学生の受け入れ期間によって「ショートステイ」と「ロングステイ」に区別することができます。
実はこの2つ、同じ留学生を受け入れるものですが、まったく異なるものなのです。
具体的に説明していきますね。
ショートステイの特徴
ショートステイとは、例えば金曜日~日曜日までの3日間だけ留学生を受け入れる、というものです。
私自身、3日間のショートステイで留学生を受け入れたことがあります。
そのときの留学生は、実は5週間の留学プログラムを利用して日本に来ていました。
その期間は大学の寮で暮らしていて、途中の3日間だけ「日本の家庭にホームステイしてみましょう!」というイベントがあり、このタイミングで受け入れを行います。
つまり、ショートステイの3日間は学生にとっては「非日常」のイベントなんです。
受入れる側としても、学生を預かる、というよりは、海外から来たお客さんを自宅に泊めてあげる、という感覚に近いです。
短期間に色んなイベント盛り込んだりして、少し頑張ってみるのもいいかもしれません。
ロングステイの特徴
ロングステイとは、半年~1年間留学生を受け入れる、というものです。
こちらは学生の留学期間も同じ期間で、学生は留学中ずーーっとホームステイ先で生活します。
つまり、ロングステイの期間は学生にとっては「日常」そのものなんです。
受入れる側としても、留学生に対して家族の一員のように接する感覚になります。
なので、イベントも考えますが、留学生が安心して毎日を過ごすことができる基盤をしっかりと作ることが最優先です。
どちらがいいかは人それぞれ
「じゃあショートステイとロングステイ、どちらがいいの?」というのが気になるところだと思います。
しかし、どちらがいいと感じるかは人それぞれ。
なので、とりあえず両方一回試してみて、気に入った方を継続しましょう!
順番としては、まずショートステイで留学生を受け入れて感覚を掴み、次にロングステイの受入にチャレンジ、という流れがいいですね。
受け入れの条件
さて申し込み前に、受入の条件をみてみましょう。
ここからの内容は一般的な話として読んで下さい。
学校ごとに細かい条件は異なるはずですので、正確な情報は申し込み先に確認しましょう!
食事の提供
私が申し込みをした大学では、
・平日は、朝食と夕食
・休日は、朝・昼・晩の3食
の食事を提供して欲しい、と言われました。
ここはご家庭によって反応が分かれる部分だと思います。うちの場合は家族に問題ないと言ってもらえました。
必要な備品
次に必要な備品です。
ここで必要なものは、ざっくり言えば我が子に自分の部屋を与えるときに必要なものと同じです。
具体的には以下のものです。
・個室
・ベッドもしくは布団
・エアコンなどの冷暖房設備
・クローゼット
・勉強机
・インターネット環境(できればWiFi)
個室に関しては、必須では無いと言われることもあります。
ただし、お互いのプライバシーのためにも個室があった方がいいですよね。
必要なマインド
必要なものは備品だけではありません。
マインド、つまり心構えが必要です。
ショートステイでも、ロングステイでも、日本のことを学ぼうと来てくれた外国人を自宅に泊めるわけです。
相手を尊重する心、文化の違いを受け入れる心、同時に自文化をしっかりと伝える心。
私もまだ全て完璧にできているわけではありませんが、このような心は、備品よりもずっと大切です。
必要な英語力
「英語が話せないんだけど、ホストファミリーできるかな」と不安な方。
ここについては、別の記事でまとめましたので、こちらをご覧ください。
まとめ
私もホストファミリーは敷居が高いように感じていました。
ところが進めてみるとトントンと話が進み、すぐに受入をスタートすることができました。
せっかくうちに泊まってくれるのなら、日本のことをもっともっと知って欲しいし、相手の国のこともたくさん教えて欲しい。
お互いの考え方の良いところを吸収し合って、みんなでハッピーになりたいですよね。
そんな気持ちで学生を受け入れています。
興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
不安な点や、気になる点があれば、コメント頂ければ回答致します!
ぐっちー
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